「花ざかりの墓地」 落ち葉たちは無心な眠りにつく土の上で 電柱は雪に埋もれ町の傾き秘密の古墳 ときおり、夕闇の横町を襲うもやのような 椅子の内部に狂奔する計画的な車輪 ああ もやが漂う夕べを君は だじゃれて叫ぶ狂気の日々を けものは息をひそめ湖面傾く 森 の中に皮膚と球根 だじゃれて・・・ もやが漂う・・・ ジョーク 「ゆうもや」 逃げる逃げ続ける一羽の小鳥 棺にあとかたもなく 香ばしい少女の 静かな鶏冠は赤く垂れ下がる 見知らぬ神が唄うベル 貨物船に乗って亡者の群れが 愛撫するなめなめ落ちる深いあめりか 墓地に花ざかりのいまあじゅ
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