「公園」 公園は樹の葉がびっしりと敷きつめられて 過ぎ去った 台風のすさまじさを知る ちぎれた小枝がついたままの葉もある 公園には毎晩のように来ている ただ、それを記す暇がない おまえはなにをやっているのだ ささやきかけるものがある (一人にもどりなさい) 小さな蝶々のようなものが足元を舞っている 暴風の中で生まれた命なのか よわよわしい しばらく煙草をふかして公園を去る 去りぎわ、なにげなく振り返ると ぼやけた水銀灯の下で 詩が 乾きかけた土のうえに散らばっている 前へ 次へ